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「ローカルメディア」として地域の魅力を発信する
長野県佐久市のローカルメディア「おかさく」として、佐久市の魅力を発信し続けている岡田 薫さんにお話を伺いました。岡田さんが考えるローカルメディアを運営することとは。 メーカーのシステムエンジニアから地域の魅力発信者へ これまで「佐久のファン」として、町の魅力発信を行ってきましたが、現在では、佐久市のローカルメディア「おかさく」としてYouTubeを利用した動画配信を行っています。地域の、魅力あふれる方々のインタビューを通じて、もの作りをする人の最終アウトプットではなくて、そこにある思いやプロセスなど、ストーリーを紹介しています。僕自身は、大阪出身で、23歳から10年間東京のメーカーでシステムエンジニアとして働いていました。海外の工場にシステムを導入する仕事で、やりがいを感じていたのですが、10年目に部署を移動になって、やりがいを見失って退職。退職後は約1年2ヶ月の間、東京の自宅を拠点に全国各地を旅していました。2018年の初めに個人事業主登録をし、同じ年の秋に起業して、インターネット販売を行っています。でもメインの活動は「おかさく」としての情報発信です。 偶然の出会いから佐久市へ移住 仕事へのモチベーションを失って退職したので、退職後は自分が何をしたのか突き詰めようと思い、ボランティアをしながら日本全国の面白い人に会いに行く旅をしていました。ある時、岐阜県高山市のゲストハウスで、ペンキ塗りや左官のボランティアをしているときに、佐久市の江原さんに出会いました。そこで初めて、佐久市という場所があることを知りました。その後、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言があり、東京の自宅でスーパーの買い占めや食料品不足があり、お金を持っていても買えないものがある、むしろ人とのつながりの方が大切なのではないか、と思うようになりました。この経験から地方移住や多拠点居住を検討するようになり、現在は、東京と佐久の二拠点居住をしています。 人の優しさが佐久市の魅力 多拠点居住を検討する上でいくつか候補があった中で、最終的に佐久市に決めたのは、環境の良さです。東京から新幹線で70分という近さも魅力でした。いきなり完全に移住するとなるとハードルがありますが、佐久市はすぐに戻ることもできる距離感です。さらに夏は涼しく、空気も綺麗で景色もいい。長野県は食料自給率も200%といわれるほど食も豊です。また、暮らすようになってから気が付いたのですが、人がすごくいい。この点が最大の魅力でしたね。人が優しくて親切です。 「おかさく」としての情報発信 「おかさく」としては、地域事業者など情報を発信されたい方の店舗や商品のPR、イベント告知などを行っています。進め方は情報を発信されたい方からヒアリングを行い、一緒に内容を整理して、僕自身の目線で編集し、動画に落とし込むというやり方です。基本的に費用はいただいていません。それは、僕自身が「ヒトの役に立つこと」が好きで、「地域を応援したい」「地域に貢献したい」という気持ちがあるからです。 また、「安心で楽しい暮らし」を創りたいという想いも持っています。お金に頼り過ぎずに、自分の暮らしを創っていきたい。そんな想いからも地域で活動して、仲間を増やしていくことに価値を感じています。今後は、他地域の方が佐久市の魅力的なヒトと出会えるような仕掛けづくりも考えています。 https://www.youtube.com/watch?v=Ptj_gRF3vzM&feature=youtu.be シェアハウスで暮らすことから始める移住 僕は柏屋旅館というシェアハウスを利用しています。いまは、月に7日間宿泊で10,000円というプランを利用しています。地域に入るきっかけとしてシェアハウスに住んでみるのはお勧めです。知り合いがいない地域でも、シェアハウスに住むと近所の方も訪ねて来たりするので、確実に知り合いが増えますね。敷金や礼金もかかりませんし、生活に必要なものもある程度揃っています。特に柏屋旅館はゲストハウスでもあるので、旅人もいて、いろいろな人に出会うことができます。 自分の個性を伸ばして見つける仕事 僕が人生を通して実現したいことは、自分の世界に一つだけの花を咲かせたいということです。そのためには、個性を伸ばして自分にしかできないものが見つかればいいなと思っています。僕が思う個性は「自分がワクワクする」ということなので、いま佐久市でワクワクすることを一つずつ増やしているところです。その活動の延長上にライスワーク(ご飯を食べるための仕事)ではない、仕事が見つかるんじゃないかと思っています。今後も佐久市のローカルメディア「おかさく」として楽しみながら情報を発信することで、いろんな方に佐久市を訪れてもらいたいですね。 Youtube(おかさくちゃんねる)FacebookTwitterInstagramnote
自分に問う、存在を作品として表現する
留学先のポーランドから、そのまま長野県佐久市へ移住。アーティストが集うシェアハウスで暮らしをスタート。現在は、パートナーである石田諒さんとクリエイティブユニット「換気扇とクローゼット」としても活動されています。 ポーランドから佐久市へ帰国、移住をスタート 佐久市へ来る前は、ポーランドに留学していました。人生の転機となる経験で、ポーランドでは他の留学生と一緒にドミトリーに住んでいました。留学生同士の対話や関わりの多い暮らしで、帰国してからも東京以外の場所で、そうした環境に身を置けないだろうかと考えました。ポーランドからインターネットでシェアハウスを探しているときに、佐久市の柏屋旅館を見つけました。すごくいいなと思ったので、オーナーに連絡をして、内見もせず、入居願を出しました。住み始めた当初は柏屋旅館もオープンしたばかりで、3名いる住人のうち2名は実家や職場に寝泊まりすることもあり、常時、柏屋旅館に暮らしているのはオーナーと私だけでした。その時期に、地元のことも教えて頂きました、また、地域のいろんな方が訪問してこられて、イベントもたくさん開催されるようになりました。地域のいろいろな方と、自然と知り合いになることができ、柏屋旅館に入居したことで、能動的にも受動的にも地域の人たちと繋がりあうことができました。今の活動にもプラスになっています。 アーティストとして、デザイナーとして アーティストとしては「反復」をテーマに作品を創っています。もうひとつは「神の存在」を解釈するというものです。どちらもインスタレーションで表現しています。父方の祖父が画家だったので、アトリエがありました。私も小さな頃からそこで遊んでいたので気が付いた時には絵を描いていました。両親も、すごくアーティスティックな人で、父はヴァイオリン奏者として活動しており、私が東京藝術大学へ入学し、その後アーティストとして活動していくことも全く否定せずに応援してくれたことには感謝しています。私にとって、アーティストという名前は、その人自身の生き方や生業以外の要素を含む言葉であると思っているので、職業としてのアーティストというよりはロール的なもの、役割としての名前がアーティストなのではないかと思っています。ですから仕事としては、アーティストとしても収入は発生していますが、絵を描くことを世の中に昇華していくっていう意味では、最近ではデザイナーとしての側面もあります。 自然の傍での作品創り 循環や自然のサイクル、命ということや神様ということ、人が生きることを考えていくにあたって、ファクターとして骨を使った作品を創りたいと思うようになりました。佐久市にきて、山で生活をしている方にその話をしたら、鹿を分けてくださったので、共同で活用している土地に鹿を埋めました。漂白するのではなく、微生物に分解されて土の色が沈着した骨になるんです。これ以外でも、東京に居ては自分の作品のテーマや、物質的な実現もできないなっていうのがありました。自然が傍にあることで、作品が飛躍できるのではないかという大きな期待を持って佐久市に来たということがありますね。また、自分の中に流れている東洋的な思想の中で、神様という存在の影響を感じるのですが、長野と東京を比較すると、長野の方が土着の人々が信仰していた名残のようなものが各所に残っているのを間近で見ることができます。佐久に住んでること自体でインスピレーションを受けることができていますね。 佐久市でのちょうどいい暮らし 佐久で暮らして2年半ほどになります。ちょうどいい場所というのが利点としてあると思っていますね。すごい田舎でもないし、行こうと思えば東京にも行ける。行こうと思えばすごい秘境の場所にも行けるし。という感じがちょうどよくて住みやすいし、そこが魅力ですね。実は、私は移住という言葉があまり好きではありません。別の場所からそこに住み着くということではなくて、人は本来、移動しながら文化や価値観を運んでいくものなのではないかと思っています。移住についても、住み着くというよりは、また別の場所に行ってもいい、戻ってきてもいいんだよという部分を含みながら考えたいなと思っています。“ ここち良い生き方”について考える パートナーには他人とは思えない近しいものを感じています。呼吸が合うような。作品創りも、二人でやっていることが多いですね。クリエイティブニットである換気扇とクローゼットのコンセプトは、“ここち良い生き方”です。この“ここち良い”ということにはいろいろなものがあると思うのですが、それぞれが“ここち良い”ということとは何かを考えることが大切だと思っています。自分との対話です。本当の意味で、「自分と話をしているか」ということを問いただすべきなんじゃないかと思っています。そうしたことを考えた上で、“ここち良い生き方”とはなにか、“良い”とはどういうことなんだろうということを考えてもらうきっかけを、活動を通して創りたいと思っています。 存在を作品として表現する 私たちはお互いを尊重するために、籍を入れずに結婚し、選択的夫婦別姓を疑似的に実現しました。「どうしてできないんだろう?」という、自分の中に起こるうずうずした感覚を、社会に対して不満として出すことも大切ですが、悲しいのか、怒りを感じるのか、もっと自分で解釈していくことも必要なのではないかと思っています。その上で、事実婚で、お互いに別の姓で生きている人たちが、楽しそうにここち良く生きているというだけで、姓が同じじゃなくてもいいんだ、姓を変えなくてもいいんだとていう思いを持ってもらうことができるのではないか、と。ユニットの活動では、そんな風に二人の存在が作品になれたらいいなと思っています。 中井伶美プロフィール換気扇とクローゼット
可能性を狭めない“ここち良い生き方”
東京都世田谷区で生まれ。2016年に長野県佐久市に移住。視覚や文章での表現を探求しながら、パートナーの中井伶美さんとクリエイティブユニット「換気扇とクローゼット」としても活動されています。石田 諒さんが考える“ここち良い生き方”についてお話を伺いました。 言葉や文章で表現すること 高校卒業後に、専門学校で映像を学び、テレビの制作会社に就職しました。やがて、高校から続けてきた映像作品の自主制作をしていくにあたって、ドラマやドキュメンタリーづくりに必要な教養と、言葉を使った表現について学びたいと考えるようになり、受験をして法政大学文学部日本文学科に入学しました。もともと自分の感情を言葉にすることが好きで、高校時代から日記やブログを書いました。そういったものを、私小説のような“表現”として昇華できないかなとも思っていて。在学中にゼミの中で何本かの短編を完成させたことは大きな経験となっています。現在もSNSは、僕にとって表現の一つだと思っているので、日常的に発信しています。将来的には長編の物語を書き上げることが人生の目標のひとつですね。“文章で表現する”ことは一生かけて学ぶテーマだなと思っています。2020年の秋には、長野県上田市の上田市中央公民館主催「第60回上田市短詩型文学祭・詩(ポエム)の部」で市長賞(大賞)を受賞しました。文章表現を深めた先のひとつの結果をだすことができたのではないかと思っています。 全く想像していなかった地方都市への移住 大学卒業時に、東京にずっと居続けるのかなと考えるタイミングがありました。就職が決まっていなかったことや、当時お付き合いをしていた方が長野に帰るということが重なり、複合的な理由で全く想像していなかった地方都市への移住を決めました。それまで旅行で長野県を訪れたことはありましたが、住む、生活するイメージは全然沸いていませんでした。仕事は一般企業での就職も検討しましたが、企業数が少なくて。全く知らなかった地域おこし協力隊の仕事をたまたま教えてもらい、試験を受けて実際にハタラクことが決まったのは、移住直前です。急だったので引っ越しまで一か月もないという感じで。佐久市がどの程度発展しているのかもよくわかっていなかったので、メジャーなポイントカードやチェーン店の会員カードなどをほとんど東京で処分してきてしまうくらいでした。今となっては笑い話ですが。住んでみると佐久市は東信地方の中でも1、2を争うくらい都会ですし、発展していますね。 外から来て刺激を与える、地域おこし協力隊としての活動 地域おこし協力隊では、望月という地域の文化と中山道の活性化というテーマで勤務していました。具体的には、市民勉強会や地域の文化祭などをサポートしていました。僕は写真を撮ったり文章を書くことができるので、広告物の作成や、SNSでの情報発信などを担当していました。なにか素敵な行事やイベントがあっても、地域の中から情報がでていかないので、佐久市地域おこし協力隊の公式ページのほか、個人のSNSも大いに使って発信していきました。それが仕事なのか、自主的なものなのか、趣味なのかあいまいでしたが、効果としては一番大きかったことかなと思います。SNSによる地域情報の発信は今も続けています。地域おこし協力隊は、外から来てなんらかの刺激を与える役割だと思います。僕は良くも悪くも都会が好きな人だったので、地域にとってはインパクトがあったのではないでしょうか。いわゆる田舎に対する誤解とか、思い込みとかも、少しずつ出して行ったので、反響は大きかったのかなと思います。 地域で需要のある“技術を持った働き方” 協力隊退任後の仕事は文筆と写真撮影で、長野県東信エリアの農業と食を紹介するフリーペーパーに写真を撮って記事を書く仕事や、病院や学校のパンフレットの表紙や人物撮影などをフリーランスとして請け負っています。100%県内の仕事です。地域おこし協力隊時代の人づてで依頼していただくことが多く、不思議と途切れていません。仕事ではアーティストとしてではなく、依頼主との信頼関係を築いて、相手の意向を汲みながら進めるというキャッチボールがうまくできているように思います。そう思うと、地域には技術を持っている人材は都会に比べるとまだまだ不足しているので、技術があると需要は高いですね。これから移住を検討される方も、就職だけでなく、独立自営や複業など、自分はこれだけは誰にも負けません、これなら楽しんでできます、みたいなものをもっていらっしゃるとうまくいくのではないでしょうか。 移住後の暮らし方、楽しみの見つけ方 移住をする場合は、もともと田舎暮らしをしたくて来ている方や、旅行で来たことがあって移住を決めたという方が多いと思います。僕は、降ってわいたように佐久に来たので、移住してから、いかにこの地を面白く思うか、魅力を見つけられるかを探し続けました。仕事もあって、遊びもできて、人にも会えるということを探求したが、そのことはおそらく人生そのものですよね。その中で、パートナーとの出会いは大きなものでした。ばりばりのアーティストである妻と出会って、素直に生きよう、ごまかさないで生きようと思うようになりました。二人でクリエイターとしてもパートナーとなり、表現し、作品を創り続けていることはとても豊かなことです。 移住後はアーティスト活動として、自主制作のドキュメンタリー映画の上映会を6回開催した “ここち良い生き方”について考える 佐久市にきて、パートナーと出会い、“ここち良い生き方”とは何だろうと考えるようになりました。働きすぎずに、楽しいと思うことを増やして行くこと。断る時は断り、これはちょっと難しいですと言えること。反対にこれをやりたい、というときにはいつでもやれるようスタンバイしておくこと。足腰が弱っていくと激しいスポーツが難しいとか、今から歌手にはなれないとか、僕なら文学賞を取るのは難しい、無理でしょうということではなく、いくつになってもやりたいと言えて、周りも応援してくれる。自分も自分を騙すのではなく、これできるよと言えたり、立ち直ったりできる状況。まだ研究中ではありますが、そういったメンタルや状況のあることの総称を、僕は“ここち良い生き方”と呼んでいます。可能性を狭めない生き方ですね。佐久市で暮らす中で刺激的な方にたくさん出会えました。こうでなければいけないという価値観を壊されて、やりたいことをやっていっていいんだな、いつ切り替えてもいんだなと思えるようになりました。そうした経験から、“ここち良い生き方”について考え、発信できるようになりましたね。 視覚とイメージと言葉 換気扇とクローゼット
DIYで得る自己満足 自分で創って感じる幸せ
長野県・佐久市で、住まい手さんが自らの手で家を創る“セルフビルド”をサポートする、えんがわ商店の渡辺正寿さんにお話を伺いました。DIY(Do It Yourself)で創る幸せとは。 「自分でモノを創ること」の面白さ 出身は栃木県です。学生の時に神奈川県横浜市に行って、そのまま横浜市でハウスメーカーに就職しました。その後、長野県上田市に勤めたい工務店があったので転職しました。やがて工務店を退職し4年ほど、建築関連の仕事からは離れていました。それまで建築の仕事は営業や広報だったので、現場でモノを創る経験はありませんでした。でも仕事として建築から離れていた期間に、自宅の庭に自分で薪小屋を建ててみて、「自分の手でモノを創ること」の面白さや可能性を感じたんですね。その経験からセルフビルドをサポートする、えんがわ商店をはじめました。 住まい手の想いを表現するセルフビルド セルフビルドパートナーは住まい手さんが家をつくる時に、ご自身で手を動かすことを推奨しています。“自分の住まいを自分の手で創る”お手伝いです。具体的には壁塗りや床貼りの内装と小屋づくりなどですが、ニーズは住まい手さんによってさまざまです。一見難しそうな作業でも「やってみませんか?」とお声掛けすると意外とできてしまうことも多く、こちら側でできないと決めつけたり、型にはめすぎないように気を付けています。「家は三回建てないと満足しない」といわれますが、「なんでなんだろう?」と考えてみると、住まい手さんの想いや希望を、専門の作り手だけでは表現しきれないからではないかと思います。家は、住まい手さんの自己表現に近いものだと思います。想いを表現するには、住まい手さんが表現できる場と機会を創ること。そうすることで、理想に近い住まいができあがるのではないかと思っています。 DIYは「自己満足」 僕は一日中作業をして、夕方くらいに自分が創ったモノを眺める時間が大好きです。30分でも1時間でも眺めていられるくらいですね。誰かが見ると「よくできたね」で終わってしまいますが、創った自分はよくできたところが一番わかる。「Do It Yourself」いわゆるDIYはいい意味で「自己満足」なのだと思います。いつの間にかできてしまったものよりも、自分の手で創ったモノであれば、「少し失敗しちゃったけど、よくできたな」と愛着もわくし、満足できる。この自己満足を感じてもらうということが、えんがわ商店の一番のサービスです。 幸せの感度を上げる、自分を満たす DIYは家を創ることだけではありません。料理を創る、文章を書く、写真を撮る、コミュニティを創ることなどもDIYだと思っています。どれも自分で創り上げたという満足感を得ることができますし、自己満足を感じることが自信につながり、自己肯定感になると思います。日常の中でDIYによる小さな成功体験を積み重ねると、幸せの感度も上がります。幸せを感じる帯幅を広げて、DIYで自己満足する。幸せは主観的なものです。自分自身が満たされる状況を自分でどうやって創るのかを考えてみると、DIYが役に立つのではないかと思っています。 自分を表現しやすい、地域での暮らし 佐久市に移住したのは、草原の目の前で暮らしてみたいと思っていたからです。それと、なんとなく自分に合いそうな感覚があったから。最初は何もないように感じていましたが、今では面白いヒトが増えて魅力的な町になってきていると思います。何もなかったから、みんなDIYで生み出しているのかもしれません。地域での暮らしはDIYに向いていると思います。発信すれば、地域のローカル検索エンジンみたいなものに引っかかって誰かとつながることができる。自分で表現したいことがあるヒトにとっては、表現しやすいのが地域だと思います。 幸せの感度を広げるお手伝い 自分自身が建築から離れていた時期に、農家で働いたり、小屋を創ったりしてみて、「ああ、意外となんとかなるんだな」と気が付きました。都市型の消費する暮らしでなく、なければDIYで創る。DIYが選択肢のひとつになれば、逃げ道ができるんだなと。自分で命を絶つという選択をせざるを得ない方にとっても、視点を変えれば選択肢がほかにもあること、逃げ道があることを伝えたい。逃げたらだめという思い込みを外していきたいですね。逃げてもいいし、誰かに頼んでもいいし、自分でDIYしてもいい。自死を減らしたいというのも、僕のテーマのひとつです。地域では、暮らしもハタラクもDIYも全て隣り合わせ。その中で自分を表現できるし、自分なりの生き方が実践できる場所。自分がハタラクを通して表現することで、一人でも多くの方の幸せの感度を広げるお手伝いができたらいいなと思っています。
自然と農と、地域での暮らし
埼玉県から長野県・佐久市に移住。移住後に未経験から農業をはじめて8年目。小さなころから自然が好きだったという磯村 聡さんに、農のある暮らしと地域とのつながり、里山の自然を守る想いについてお話を伺いました。 移住は「失敗しても、だめでもいい」 農業を始める前は、国立公園の自然ガイドや野外体験施設のスタッフとして働いていました。子供の頃から自然が好きで、自然とヒトをつなぐ仕事をしたいと思っていました。佐久は母の実家です。祖父が高齢になり農業はもうできないという話を聞いたときに、昔からよく通っていた大好きな里山で何かできないかなと思い、移住することにしました。不安もありましたが、「失敗してもいい、だめでもいい」という気持ちでまず行動しました。最初から農業をやるつもりではなかったのですが、畑と田んぼがあるなら、作物を作ってみようと思い、一年間の農業研修を受けてから佐久に移住しました。8年経った今は、炭素循環農法で、野菜を育てるつながり自然農園として、主にミニトマトやフルーツコーンの生産を行っています。 移住先での仲間づくり 佐久には知人もいませんでしたし、移住当初は孤独感も感じました。でも目の前の農業のことに手一杯で、落ち込む暇はありませんでした。初めの一年は思い通りにいかないことも多く、試行錯誤の連続でした。何をやっていたのか覚えていないくらいです。最初は地域の若い世代のヒトたちとのつながり方がわからなかったのですが、佐久には若手の農業者の方が多いことがわかり、そうした方の会に参加するようになりました。ここでさまざまな出会いがあり、友達と呼べるヒトにも出会うことができました。 地域のヒトとの連帯感 住んでいる地区には、専業農家の方は少ないですが、皆さん小さくても畑や田んぼを持っています。暮らしてみると農は地域を作っている部分が大きいなと思います。どの家でも畑の草を伸ばしたままにすることはなく、「そろそろ刈らなきゃいけないな」と思っていますし、地域全体で地域を保とうという連帯感があります。みんなで清掃をしたり、観光資源になる花を植える作業などを行うことで一体感が生まれます。こうした日常の中で、助け合う意識が当たり前に醸成されているように感じています。地域の子供たちも人数は少ないですが、世代に関係なく一緒に遊んでいます。大人も子供も世代を越えた交流ができるのは、地域の魅力の一つだと思います。 自然+農を軸にしたもう一つの生業 作物を作って売るということ以外に、農を軸にしたいくつかの生業を持っています。ひとつはうちやまコミュニティ農園で、ここには農をベースにしたサードプレイス的役割があります。かかわり方もニーズに合わせて選択していただくことができます。もうひとつは、自然ガイドの経験から、田植えや、稲刈り、トウモロコシ収穫や、ホタル観察、田んぼの生き物観察や、畑キャンプなどの自然体験を県内外の方にも楽しんでいただくサービスを作っています。いずれも自然+農を軸に地域の魅力を伝える生業です。 農のある暮らしをデザインする これから力を入れていきたいことは、“一坪家庭菜園”の普及です。これは、1m×1mくらいの土地を木枠で囲って、プランターのように土を詰め、野菜や植物を育てるものです。コンクリートの上でもできますし、小さな範囲なので手入れも楽です。地方でも都市部でもどこででもできます。この一坪家庭菜園では、誰でも気軽に農のある暮らしを実現することができます。考え方やノウハウを広めることで、農に対するハードルを下げることができればいいなと思っています。一坪家庭菜園を通じて、農のある暮らしにさらに興味を持ってもらえるなら、次はコミュニティ農園に来て頂いたり、その先は移住や就農につながっていくのかもしれません。 Photo:石田 諒 身近なヒトを大切にすることで自然を守る 以前は、自分が農業に携わることで里山の環境を守りたい、関わるヒトに自然を好きになってもらいたいと、少し壮大に考えている部分がありました。でもいまは、地域のヒトやSNSの発信によってつながり、共感し合えるヒトたちなど、身近なヒトをまず大切にしたいと思うようになりました。そうした想いこそが結果的に里山を守っていくことにつながっていくのではないかと思っています。
【佐久市・イベント】地域×模索人<岡田薫編>
模索(もさく):手さぐりでさがすこと。あれこれとさがしもとめること。(大辞林) ・・・・・ 地域をよりよくしたい、自分のやりたいことを実現したい。ただ思っていても、実際に行動に移さなければ、残念ながら実現しません。 そして、実現させるために行動しはじめると、うまくいったりうまくいかなかったりで、どちらかというと、うまくいかないほうが多いかもしれません。 それでも、実現のために、手探りで試行錯誤しながら、答えを探し続ける。そんな地域で模索しつづける人をゲストに招き、話を聞き、共感したり、意見を言ったり、仲間を見つけたりするための企画が 【地域×模索人】 です。 ・・・・・・ 記念すべき第1回目は、つい最近、東京と佐久地域での2拠点生活をスタートさせた「岡田薫(おかだかおる)」さんです。 岡田さんが佐久地域でやりたいと思っている、 ●シェアリングエコノミーを活用したモノのシェアや●地域通貨の仕組みを使った、現金より温かみのある価値交換ができる仕組み などを語ってもらいたいと思います。 ・・ 岡田さんは風の人。まだ「関係人口」という言葉が世の中になかったころから、全国各所の地域に入り込み、地域にかかわってきています。そして、その活動資金はECを業にし確保してきていましたが、ただ単にお金を稼ぐだけではない働き方や暮らしを求めて、この佐久地域にやってきてくれました。 今、岡田さんが佐久で実現したいと思っていることは、長い目で見たとき佐久にとってとても素晴らしいことだと思います。地域を楽しく、より良いものにしていくために、皆さんぜひお集まりください。 また、トーク後は対話をしながら交流会をしたいと思います。これも岡田さんが佐久に来てからすぐに「佐久の食材や加工品をおいしく食べて発信する」活動をはじめられています。せっかくなので、佐久のおいしいものを食べながら発信しながら交流しましょう。 ・・・・・・ ▼△▼こんな人におすすめのイベントです▼△▼ ☑ 岡田さんに会ってみたい方☑ 地域でシェアリングエコノミーや地域通貨の仕組みに興味のある方☑ 地域をよりよく、楽しいものにしたいと思っている方☑ 自分らしい暮らしをしたいと思っている方☑ 首都圏と地方で2拠点生活を考えている方☑ 首都圏在住で地方に居場所を創りたいと思っている方☑ 佐久地域内外で活動する面白い仲間と出会いたいと思っている方 etc △▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼ ◆日にち 2020年7月17日(金)◆時 間 19:00~21:00◆会 場 ワークテラス佐久オープンラウンジ 佐久市中込2336-1◆会 費 会場代と交流会の食材をみんなで割り勘(1,000円~2,000円程度)◆持ち物 あれば(皆さん自身の活動が紹介できるもの)◆申 込 イベントの参加ボタンをクリック◆内 容 19:00~19:20 イベントの趣旨説明・自己紹介等 19:20~19:50 岡田さんトーク・質疑応答 19:50~21:00 佐久のおいしいものを食べながらダイアログ ※イベント後半は自由に対話をします。最後にオープンマイクも行いますので、ご自身の活動で告知等がありましたらぜひお持ちください。 ※オンライン配信も予定していますので、参加希望の方はメッセージをください。
ヒトのために生きる移住、起業
企業人からの移住、地域おこし協力隊として活躍後、地域で起業。長野県佐久市で、日本古来の植物であるマコモダケを活用した事業と道の駅の管理運営を行う加藤夕紀子さんにお話を伺いました。 「移住して、ヒトのために身体を使って生きよう」 3.11でお金があってもモノが買えないという経験をして、「お金は紙切れなんだ」ということに気が付きました。「なんで紙切れのために人生の選択をしていたんだろう」という疑問を抱くようになって。経済至上主義にクエスチョンが湧いたんですね。5年程モヤモヤを抱えていた期間にパートナーを亡くし、しばらく落ち込んでいました。でもある時に、「そうだ、仕事を辞めて移住しよう!自分の身体がまだ元気で動く内に、ヒトのためにこれまでの経験やキャリアを活かそう」と思い立ったんです。そう思ったら、心も元気になっていきました。移住を決心して、半年後には佐久市での暮らしをスタートさせました。 佐久市での仕事が決まったのは、移住決定後 東京で勤めていた会社は退職することにし、移住を決めた時点では次の仕事は未定でした。地域のハローワークにも行きましたが、私の希望であった社会貢献できる仕事には巡り合えませんでした。そんな中で参加した、佐久市の移住フェアの座談会に、市長の柳田清二さんが参加されていて、仕事のことを相談したところ、地域おこし協力隊が佐久市でも始まるので、応募してみてはどうかとアドバイスをくださいました。東京で移住の準備をしている間に、地域おこし協力隊としてハタラクことが決まり、担当地域で“食と健康”をテーマに仕事をすることになりました。正直にいうと収入面について不安はありましたが、いざ暮らし始めてみると、無理に節約するわけでもなく、普通に暮らす中で貯金もできました。都市部と地方ではお金のかかり方が違うんだなということを実感しましたね。 移住を決めたのは、土地が体に合う感覚があったから 出身は東京です。社会人になってからも東京で働いていました。もともとは、キャンプやアウトドアに全く興味がなくて(笑)。将来自分が地方で暮らすなんて全く想像していませんでした。でも、東京で働いているときに八ヶ岳に遊びに来たことがありました。仕事のストレスなどで心身ともにとても疲労していたのですが、八ヶ岳に滞在している間にみるみる疲れがとれ、どんどん元気になっていって。この経験があったので、移住先は八ヶ岳の傍がいいと思っていました。知人の紹介で佐久市を案内してもらい、土地にインスピレーションを感じたので、佐久市に移住することにしました。今は当初のインスピレーション通り、山々を眺めなら快適に暮らしています。 地域おこし協力隊終了後に仲間たちと起業 地域おこし協力隊の任期中に「マコモダケ(マコモタケ・真菰筍)」という植物に出会いました。マコモダケは9月~11月頃を旬として根元を食べることもできますし、葉は乾燥させてお茶として飲んだり、筵(むしろ)などの生活用品の素材にもなります。その歴史は古く、縄文時代には日本人の生活の中にあったようです。日本書紀や万葉集にも記載があり、現在でも出雲大社のしめ縄に用いられるなど、霊性の高い植物ともいわれています。もちろん、それまで農業の経験はありませんでしたが、素材の面白さにひかれ、今は三反の田んぼを借りてマコモダケを自分の手で育てています。また、地域おこし協力隊任期終了後は仲間達とともに会社を立ち上げ、その中でマコモダケの生産から加工、販売までを事業化しました。その他に、道の駅ほっとぱ~く浅科の運営管理も行っています。 Photo:山うえ雅子 組織に雇用される働き方からパラレルワークへ 起業も、移住当初は予定していませんでした。それまでは組織に雇用されているのが楽だし当たり前。雇用されていないと不安でした。でも移住して価値観がどんどん変わっていきましたね。暮らし方もシンプルになりましたし、ないものは創ればいいと思うようになりました。一つの会社から収入を得るよりも、パラレルワークとしていくつも仕事を持っている方が生き方として楽なのではないかなと。こうした働き方や暮らし方を知ったことで、ものすごく心に余裕が生まれたように思います。それまでは、狭い範囲でしか見ていなかった物事について、移住して仕事を変え、生活が変わったことによってものすごく視野が広がりましたね。 Photo:山うえ雅子 移住を検討している方は、まず飛び込んでみてほしい 佐久市には「何かやってみよう」と実践されている方が多い。チャンスがたくさんあります。受け身ではなくて攻めていきたい方にはうってつけの場所だと思いますね。移住を検討されている方には、考えすぎないで一度飛び込んでみることをお勧めします。失敗なんて、本当は人生にないと思っています。どんな経験もあとで生きてきます。ダメならまた戻ればいいし、でも案外どうにかなってしまうものですよ。
チャレンジングに切り開く二拠点居住
長野県の移住支援プログラム「おためしナガノ」を利用して、佐久市と東京の二拠点で暮らす谷口絵美さん。現在の暮らしや移住後に新しく取り組んでいる「移動する小さな観光農園」についてお話を伺いました。 山に囲まれた田舎暮らしで感じる幸福感 横浜に生まれ、東京で仕事をしていたこともあり、自分はずっと都会が好きなんだと思っていました。正直にいうと地方での田舎暮らしにはあまり興味がなくて。でも、今住んでいる佐久の祖母の家には、子供の頃から頻繁に訪れていて、夏には蓼科山や八ヶ岳で家族と登山をしていました。中高生の頃は登山から少し離れるのですが、大学生になって山岳部の友人とまた山に登るようになりました。登山の魅力を自分の中で再発見するうちに、あれ?私、都会が好きだと思っていたけどもしかしたら山も好きかも?と気が付いたことは移住の契機として大きかったですね。今はすっかり田舎が好き、佐久が好き。“自宅のドアから一歩外にでると山が見える”という最高の環境で暮らしています。 区の職員からプログラマーへ転身、フリーランスへ もともとは都内で区の職員として働いていました。しかし学生時代からプログラミングに興味があったので働きながらスクールに通い、技術を身に着けました。転職後は会社員として経験を積み、2年前にフリーランスのプログラマーとして独立しました。場所にとらわれずにハタラクことのできるITの仕事を持っていたことは、二拠点居住をスムースに始めることができた要因の一つだったと思います。 Photo:石田 諒 「おためしナガノ」を利用して長野と東京で二拠点居住 「おためしナガノ」という長野県が行っている、都内のIT関連事業者を誘致する公募に採択され、この制度を利用して佐久と東京の二拠点居住をスタートさせました。「おためしナガノ」では交通費の補助を受けることと、地域のコワーキングスペースを利用することができます。ここで、ワークテラス佐久を運営する江原さんや地域の方々とつながりを持てたことが、大きな収穫でした。県が行っている事業ということで地域の方にも比較的認知されており、「おためしナガノで来ています」とお話することで、受け入れていただきやすい環境がありました。二拠点居住のいいところは、いきなり完全に移住するわけでないので、新しい場所へ、最初は一週間ほど旅行に行く感覚で移動し、気軽に暮らし始めることができる点だと思います。でも、いまではすっかり佐久の暮らしが気に入ってしまい、年内には東京の拠点を引き払って佐久に完全移住する予定です。 日本のブルーベリー「アサマブドウ」の魅力を伝える事業 現在はプログラマーの仕事と「移動する小さな観光農園」の二つの仕事を持っています。プログラマーの仕事としては、東京で生まれた仕事を佐久内でもシェアしていきたいという目標があります。とくに佐久には女性でIT関連のお仕事をされている方々がまだ少ないので、コミュニティの中で仕事をシェアする機会や学ぶ機会を作っていけたらと思っています。もうひとつの「移動する小さな観光農園」は、車にブルーベリーの鉢を乗せて移動し、イベントや道の駅などで収穫体験をしていただくものです。この農園では“日本のブルーベリー”と呼ばれている「アサマブドウ」を味わっていただくことができます。アサマブドウはツツジ科スノキ属の高山植物で、正式名称はクロマメノキといいます。叔母の話では、昔は小諸にある浅間山に夜明け前に行って、野生のアサマブドウをみんなで収穫していたそうです。残念ながら、今は国立公園になっているので収穫には行けませんが、佐久ならではの味わいや風土を移動農園で再現したいと思っています。 移住のハードルを下げる“切り込み隊長“として 移住や多拠点居住にハードルを感じる方もいらっしゃると思いますが、私が実践することで「こんなことやっても大丈夫なんだ!」と感じてもらえるといいなと思っています。佐久移住の切り込み隊長的な役割が担えたらうれしいですね。悩んでいたり、迷っている方には、「まずは地域でいろいろなことを少しずつやってみるのがおすすめですよ」とお伝えしたいです。私が佐久暮らしを楽しんでいることが、移住のロールモデルのひとつになるように、山を登る時と同じチャレンジングな気持ちで切り込んでいきたいと思っています。
【佐久市・アウトドアコワーキング】望月高原牧場でアウトドアコワーキングを開催
6月23日(火)~24日(木)に、佐久市の望月高原牧場でアウトドアコワーキングが開催されます。 場所は、浅間山を見下ろす望月高原牧場。開放的な自然環境の中で佐久地域内外を問わず、自らの意思で活動している人が集まりコワーキングを行う予定です。夕食は39Barさんご協力のもと、地元素材を地域のシェフの皆さんにコワーキングして創っていただいき、料理やお酒と共に交流を深めます。 強引に何かを決定したり、具体的に強制的にプロジェクトを生み出すという場ではありません。しかし、何かしら意思をもって集まってくれた皆さん同士でのダイアログは、新しい気づきや、協働につながる可能性が高いと、経験則的に感じています。 そんな出会いの場を、望月高原牧場に出現させます。 ピンっと来た方、ぜひご参加ください。 ◆日程 2020年6月23日(火)・24日(水) ◆スケジュール 6月23日(火) 14:00~14:30 チェックイン(各自お集まりください) 14:30~17:00 概要説明、自己紹介、アウトドアコワーキング (緩く対話をしましょう) 17:00~20:00 39Barの食事をいただきながら交流会 (※39Barの皆さんも一緒に)※宿泊施設はありませんが、テントを設営します。 泊まれる方は泊まっていただいてOKです。 詳細は以下「その他」ご覧ください。 6月24日(水) モーニングコーヒーをいただきながら雑談。 自由時間。 お昼くらいには片づけをして撤収。 ◆場所 望月高原牧場◆定員 15名◆参加費 5,000円(食事代、ドリンク代込) ◆参加方法 こちらのフェイスブックページの参加ボタンをクリックお願いします。 メッセンジャーにてこちらからご連絡を差し上げご返信いただき、 正式にお申し込みとなります。 ◆その他・宿泊施設はありませんが、テントを設営します。 →宿泊ご希望の方は、お申し込み後メッセンジャーで詳細をお伝えします。 それからご判断いただいても構いません。 寝袋等の寝具関係備品はご持参お願いします。 ・途中参加途中退場OKですが、可能あれば23日の14時からのチェックイン~夕 方の交流会はご参加いただけると幸いです。 ※昨年は内山牧場キャンプ場で開催しました。参考までに以下動画を張り付けておきます。https://youtu.be/iz12qnaV5pY ◆主催 SAKUSAKUSAKK◆協力 39Barの皆さん
【佐久市・オンラインイベント】今だからこそローカルに居場所をつくる☆7年間半農半エックス暮し実践者と考える次の時代の生き方
「7年間半農半X暮し実践者と考える次の時代の生き方」 ▶▶▶こんな方にお勧めなイベントです◀◀◀☑ 今回のコロナ禍で都市以外の地方にも居場所を持ちたいと思った方☑ 半農半Xの実践者に、良い面はもちろん、大変な面も聞いてみたい方☑ 都会在住、地方在住にかかわらず暮らしの中に農を取り入れたいと思っている方☑ 自分の今の働き方に疑問があり、模索している方☑ 京都府綾部市または長野県佐久地域とつながりを持ちたい方☑ 都会や地方で積極的に活動している仲間を増やしたい方 etc▶▶▶▶▶▶▶▶▶▶▶▶▶▶▶▶▶▶▶▶▶▶▶▶▶▶▶▶ゲリラ豪雨、パンデミック、世界恐慌。近年、日本はおろか世界において未曾有の事態が次々起こっています。2020年。私たちは強制変化をパンデミックによって余儀なくされました。アフターコロナの時がきたら、あなたは前と同じ世界が待ってると思いますか?コロナ騒動となって数カ月。121人の人に今の悩みや課題を聞きました。その結果、人々の中に3つのSがあることがわかりました。話せない(Speak)、見えない(See)、動けない(Shift)。思ったことを言えず、未来が見えなくて、変化が怖くて動けない。あなたはどうですか?はじめまして。草刈正年と申します。僕は、3.11から1年後。千葉の市川から家族で京都の綾部に移住。都会暮らしから田舎暮らしに移り、田んぼ、畑、家作り、子育てをしながら、書道アーティスト、講師、コーチとして半農半Xの暮しを7年間してきました。現在は子供3人の5人家族で、あまりコロナに影響を受けず暮しています。「都会からなぜ田舎に移住したのか?」「自給自足の暮しはぶっちゃけどうなのか?」「田舎での仕事や経済活動はどうやっているのか?」「都会も田舎も経験した観点から、これからの時代の生き方はどう考えるのか?」3Sの課題を動かすため、上記を講演だけではなく、話して、見て、動けるを作る、講演+ワークショップ形式で話をさせてもらいます。見えない未来を見える化し、この日から少しでも変化と動きが生まれる、そんなきかっけを作らせてもらいます。 ◆タイムスケジュール 10:00~10:10 オープニング(ワークテラス佐久の紹介、本日の趣旨説明)10:10~11:30 草刈さんのお話&ワークショップ トークを聞きながらみんなで一緒に考えるスタイルです。11:30~12:00 草刈(京都綾部)×江原(長野佐久)×みなさんでダイアログ 長野県佐久地域でも0.2農0.8X的なライフスタイルを提案し始めています。 その状況をお話しさせてたいだき、皆さん行動に一つでもつながるようにダイアログして終了します。 ◆ゲストスピーカープロフィール 草刈正年(くさかりまさとし)さん京都府綾部市在住ビジョンシフトコーチ/やりがい創造専門家『停滞起業家再活性』をテーマに、言語心理学とアート思考を使い『停滞起業家が再活性して、仕事にやりがいと実現を作る』ビジョンシフトをお伝えしてます。法政大学工学部卒業後、5000人規模の大手IT企業にてシステムエンジニアを経験。しかし、入社後3年目で激務によりパニック症になり退職。その後、人生を変える決意を持って30か国世界一周1人旅に挑戦し達成。帰国後、言葉で人を元気にしたい一心に、新宿の路上に座り、路上詩人となる。今まで総計1万人以上の人に即興で言葉を届ける。その後、言葉で人を元気にできるようになる個性筆教室を1000人以上に教え、個性筆文字協会を立ち上げて全国に約80人近くの講師を養成してきた。また、千葉の市川に農業体験施設「つくるんだ村」を作ったり、2011年の震災をきっかけに家族で移住を決意。京都府綾部市の限界集落に引越し、子供3人を子育てしながら、畑、米、味噌、麹、醤油、家を自分でつくる暮らしに挑戦する。また、協会という形に違和感を感じ、個性筆文字協会を解散。より人の挑戦が実現することを探求し、書道とコーチングを合わせたアート思考コーチングを開発。また、人が変わり切れない、やり遂げられない原因がわからず、心理技術家の元に弟子入りし、人間心理、言語心理学、催眠療法、NLP、の技術を学び、ビジョンシフトコーチング技術を探求し実践している。◀◀◀◀◀◀◀◀◀◀◀◀◀◀◀◀◀◀◀◀◀◀◀◀◀◀◀◆日にち 2020年6月13日(土)◆時 間 10時~12時◆定 員 15名◆会 費 ワークテラス佐久・どこでもイイトコ会員 無料 一般 1,000円 ※以下より事前決済お願いします。 https://www.paypal.com/cgi-bin/webscr?cmd=_s-xclick&hosted_button_id=K37ZL4ZLK7EGS◆場 所 オンライン ※zoomを使って行います。 ※フェイスブックメッセンジャーにてグループを作り、URLは事前にお伝えします。◆申し込み こちらのイベントページ参加ボタンをクリック◆主催 ワークテラス佐久◆共催 コワーキングiitoco!!